前回、燃料別にランタンをご紹介いたしました。
夜の必需品、ランタンの基本をご紹介!〜燃料の種類と特徴編〜
ただ、それだけでは、目的のランタンを購入することはできないのです。一番肝心なのは、
「用途に応じてランタンを選ぶこと。」
キャンプでは大きく分けて、メインランタン、テーブルランタン、テントランタンの3つが必要とされています。
サイト全体を照らすメインランタン
メインランタンとは、主にテントサイト全体を照らすためのランタンです。
つまり、大光量である必要があります。
だいたい目安として、
1000ルーメン、130W相当、200CP(キャンドルパワー)以上が最低条件になります。
正直上記の条件でも広めのサイトなどでは暗めになってしまいます。
1000ルーメン以上のLEDになってくると、正直数はかなり限られてきます。
ですがガソリンランタンではこの条件を満たさないものを探す方が大変です。ほぼこの条件を満たしているものばかりでしょう。例えば以下のようなものです。
ガスランタンの場合では小型のものやキャンドルランタン以外は軒並みこの基準を超えてきています。やはり燃焼系は強いですね。特にオススメはコールマンのノーススター2500です。やはりコールマンは会社のロゴがランタンなだけあって強いです。
ちなみに2500ノーススターLPガスランタンは
約320CP/200W相当(レギュラーガス使用時)約1,543lm(ルーメン)(公式サイトより)
LEDランタンは1000ルーメン以上のものが数年前までは非常に限られており、なおかつ寒色系の明かりしかなかったのですが、近頃は暖色系で1000ルーメン超えのものが増えています。
設置のコツとしてはランタンスタンドやタープのポールなどを用いて
高い位置から照らす方が、全体に明かりが行き届きます。
またこのメインランタンは大光量のものにすることによって
虫をメインランタン一極集中させることができ、
リビングスペースに虫を寄せ付けにくくする効果もあります。
食事を明るく、テーブルランタン
メインランタンだけでは実はあまりサイト全体がしっかり明るい訳ではありません。
というのも、一箇所からの光だと、どうしても影ができます。
そのため、ただ単にメインランタンのみの場合、光の位置を意識しないと、背中で影になっちゃって前全然見えない。
なんてことになりかねません。
そのため、光を分けて、手元を明るくするテーブルランタンがあると便利という訳です。
テーブルランタンはあまりにも明るすぎると、眩しすぎて、食事や調理どころじゃなくなるので、ほどほどの光量が重要になってきます。
基準としては、
ガソリンランタンではおそらくかなり絞らないと眩しすぎます。
ガスランタンでは50~100W程度のもの使用するのをオススメします。
LEDではだいたい、500ルーメンほどであれば、調節も効きますし、メインランタンを補助するサブランタンにも使えると思います。
また、コールマンのルミエールランタンのように雰囲気のある炎の揺らめきを眺めながらお酒のグラスを傾けるのもおしゃれかもしれません。
テントランタン
テント内ランタンはLED一択です。
というのも、燃焼系のランタンは火事や一酸化炭素中毒の可能性があるからです。
テントランタンはそこまでの光量はいりませんが、
トイレへ行く時などに持ち出せるような手軽なものが良いかもしれません。
ヘッドライト
テントランタンと別にトイレに行く時や、
調理中の手元を照らすためにヘッドライトを準備するのも良いかもしれません。
何より手が塞がらないのが最大の利点です。
まとめ
さて、キャンプの夜の必需品、ランタンは3種類用意した方が良いということをご紹介しましたが、
必ずしも3種類じゃないとだめというわけではありません。
光量がそこまで強くないランタンをたくさん配置しているサイトもありますし、
逆にソロキャンプだからと、メイン、テーブル、テントランタンを全て1つのLEDランタンでまかなっていらっしゃる方もいます。
あと、近頃は最終手段スマホのライトでなんとかしちゃう方もいます。
皆さんも夜のサイトの雰囲気を左右するランタンについてあれこれ考えてみませんか?
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